更新:2021年10月06日



次回の公開シンポジウム


人類学からみる現代世界の信用と負債―「人間の経済」に向けて

    日時: 2021年11月6日(土)13:00~17:00

    場所: オンライン開催(要予約)

    共催: 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同利用共同研究課題「負債の動態に関する比較民族誌的研究:

    趣旨:
      人類にとって信用や負債とは何か。新型コロナウィルスの流行にともなう商業経済の沈滞により、個
      人、法人、国家の債務状況は悪化傾向にある。現代経済に信用取引や負債の仕組みは不可欠である一
      方、過剰な債務の累積は世界的な危機を引きおこしかねない。本シンポジウムでは、人類学者デヴィッ
      ド・グレーバーが遺した「人間経済human economics」概念を手がかりとして、人間や物の価値が貨
      幣の暴力によって数値化されることのない、多元的な信用・負債のあり方をあきらかにする。このこと
      により、現代世界において「他者を信じ他者に負う」ことがもちうる創造的な可能性を追求する。

    プログラム:

      趣旨説明
    • 佐久間寛(明治大学)「他者を信じ他者に負う:人類学から見る信用と負債の世界」
      第1部 「信用と貨幣」
    • 講演 箕曲在弘(早稲田大学)「コーヒーの仲買人は高利貸しなのか?:ラオスのコーヒー産地における農家と仲買人の関係」
    • 講演 小川さやか(立命館大学)「借りをまわすしくみとプラットフォーム資本主義ータンザニア商人を事例に」
      第2部 「暴力と負債」
    • 講演 佐川徹(慶應義塾大学)「暴力の貸しを取り返す:東アフリカ牧畜社会における復讐/感染/代替の論理」
    • 講演 松村圭一郎(岡山大学)「負債と労働の関係について:D.グレーバーの労働論」
      第3部 討論
    • コメント 土佐弘之(神戸大学)、片岡大右(慶應義塾大学)

    連絡・お問い合わせ先:
    • E-mail: debtstudies.jpn[at]gmail.com(@を[at]に置き換えています。)
    • Twitter:https://twitter.com/debtstudies

    *本事業は、JSPS科研費JP21HP0003の助成を受けたものです。

過去の公開シンポジウム

アイヌ民族と博物館―文化人類学からの問いかけ

    日時: 2020年01月26日(日)13:00~17:30

    場所: 法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲート G401教室

    共催: 法政大学国際日本学研究所、日本人類学会、日本考古学協会、北海道アイヌ協会

    趣旨:
      このシンポジウムは、これまで3回にわたって行われてきた、日本人類学会、日本考古学協会、北海道
      アイヌ協会共催による公開シンポジウムの第4回目です。「これからのアイヌ人骨・副葬品に係る調査
      研究のあり方に関するラウンドテーブル」(報告書は、2017年4月に公表、以下、RT)で示された、社
      会還元の一部として行われてきたもので、今回は、昨年からこのラウンドテーブルに参加している、
      日本文化人類学会の主催にて行われるものです。今回のシンポジウムではアイヌ研究における文化人
      類学の役割に注目します。特に博物館を取り上げ、グローバル規模でのミュージアム展示の歴史や社
      会的役割を踏まえたうえで、博物館にかかわる文化人類学の研究の取り組みを反省的に考察します。
      そして今後、文化人類学がアイヌ民族との関係をどう発展させてゆくかを展望します。

    プログラム:

      司会
    • 窪田幸子(神戸大学)
    • 太田好信(九州大学)
      発表者
    • 山崎幸治(北海道大学)
    • 斎藤玲子(国立民族学博物館)
    • 出利葉浩司(北海学園大学)
      コメンテーター
    • 佐藤宏之(東京大学)
    • 篠田謙一(国立科学博物館)
    • 阿部一司(北海道アイヌ協会)
    • 佐藤幸雄(北海道アイヌ協会)

    提案者(連絡・お問い合わせ先):
    • 窪田幸子(日本文化人類学会理事および倫理委員会委員、「RT」ならびに「研究倫理検討委員会」準備委員会委員)
      E-mail: kubotas[at]people.kobe-u.ac.jp(@を[at]に置き換えています。)
    • 太田好信(日本文化人類学会倫理委員会委員、「RT」ならびに「研究倫理検討員会」準備委員会委員)
      E-mail: yoshota[at]scs.kyushu-u.ac.jp(@を[at]に置き換えています。)

医学教育と文化人類学の新しい協働の形:現場への貢献可能性を探る

    日時: 2019年11月09日(土)13:00~18:00

    場所: 関西大学千里山キャンパス 第三学舎A202教室

    趣旨:
      2017年03月31日に公表された平成28年度改訂版の「医学教育モデル・コア・カリキュラム」には、「文
      化人類学(主に医療人類学)」に関する記述が盛り込まれている。そこで本シンポジウムでは、これま
      で医学教育と密接にかかわってきた文化人類学者の知見と、医学教育の専門家による文化人類学教育へ
      の期待と可能性についての見通しを共有することで、医学教育と文化人類学の新しい協働の形を探って
      いく。

    プログラム:

      趣旨説明
    • 浜田 明範(関西大学)
      発表
    • 倉田 誠(東京医科大学)「『教養』と『臨床』のあいだ―医学教育における複合的知的基盤の形成と人類学の役割」
    • 飯田 淳子(川崎医療福祉大学)「臨床と関連づけた人類学教育の開発」
    • 星野 晋(山口大学)「人をつくり、地域をつくる―地域医療教育における文化人類学の可能性」
    • 春田 淳志(筑波大学)「どのように人類学の知見を医学教育に活用するのか?」
      コメンテーター
    • 藤崎 和彦(岐阜大学)
    • 田代 志門(東北大学)
      ディスカッション進行
    • 伊藤 泰信(北陸先端科学技術大学院大学)

    備考:
    • シンポジウムへは会員・非会員問わず、どなたでも無料でご参加いただけます。
    • 事前申し込みは不要です。

    連絡・お問い合わせ:
      浜田 明範(関西大学)
      E-mail: ahamada[at]kansai-u.ac.jp(@を[at]に置き換えています。)

    *本事業は、科学研究費補助金研究成果公開促進費(課題番号19HP0003)による助成を受けています。

現在・未来の経済社会に向けた人類学的知の再構築―ブロックチェーンからシェアリング経済まで―

明日を拓くエスノグラフィー:混迷の時代の課題発見と解決

現代社会における人文・社会科学とは何か―文化人類学からの応答の試み

人類学的想像力の効用


大学で学ぶ文化人類学:フィールドワーク教育の試みと可能性