「課題研究懇談会」設置について

2012年02月13日

会長 渡邊欣雄
第24期理事会

 日本文化人類学会第45回総会(2011年6月11日、法政大学市ヶ谷キャンパス)において、理事会提案に基づき「課題研究懇談会」の設置が承認された。この提案の契機となったのは、本学会会員が調査研究の対象にする領域とテーマが多様化するなかで、課題を共有する会員どうしが研究連携できるような制度を学会内に整備してほしいという諸会員からの要望であった。このような背景のもとに、第22期理事会では「部会制」の導入が、第23期理事会では「研究グループ制」の導入が検討された。2期4年にわたった検討を受けて、今期第24期理事会はさらに検討を重ね「課題研究懇談会」の設置を決定したわけである。総会で承認された「設置規則」第2条では、同懇談会の目的は以下のように規定されている。「会員相互の研究交流を促進するとともに、学会を越えた外部の研究者との研究交流を促進し、その研究活動成果を広く学界や社会に周知・還元すること」。第4条では、懇談会の設置申請にさいしては20名以上の登録メンバーが必要であること、および外部の研究者との研究交流を促進するため、登録メンバーの4分の1以内まで非会員を充てることができることが規定されている。

 課題研究懇談会設置の背景と趣旨は、第24期理事会が作成した趣意書に詳述されているので、そちらを参照されたい。