第2日目(6月4日) 研究発表一覧

第2日目 6月4日(日) A会場 1313号室

9:00-11:50 [分科会] 音的近代/民族誌的近代 ―音の記録史から声の文字化を再考する
[代表者] 太田好信(九州大学)
A-18 「記される音」と「記されない音」 ─音の民族誌と録音をめぐって 山田陽一 京都市立芸術大学
A-19 録音技術と民族誌記述 太田好信 九州大学大学院比較社会文化研究院
A-20 「聞き書き」の認識論 ―「郷土史家」と歴史家のあいだ― 小尾章子 九州大学大学院比較社会文化学府
A-21 帰還する音の真正性 ―音的近代と民族誌的近代における「ホーム」について考える― 慶田勝彦 熊本大学文学部総合人間学科
A-22 アーカイヴ化されるカリブ、再演されるカリブ 鈴木慎一郎 信州大学
A-23 記憶=記録の悪魔 ―ドキュメントにおける記憶(声)とジャズレコードの記録(刻印)について― 池田光穂 大阪大学
A-24 ヴァルヴ・フィクション ―オーディオファイルの人類学― 松岡秀明 淑徳大学
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30-17:55 [分科会] 民俗知識の諸相:アジア・アフリカ地域における民族生物学研究の展開
[代表者] 重田眞義(京都大学)
A-25 作物品種に関わる民俗知識の多様性とその成立機序 重田眞義 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
A-26 狩猟採集民プナンの植物知識にみられる近代化の影響 ―性差、世代差、個人差の分析から― 小泉都 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
A-27 狩猟採集民バカの植物知識の多様性 ―性差、世代差、個人差の分析から― 服部志帆 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
A-28 サラワク・シハンにおける野生動物への知識と利用の変化 加藤裕美 京都大学大学院人間・環境学研究科
A-29 バナナの品種多様性を支える民俗知識とは ―ウガンダ中部ブガンダ地域の事例より― 佐藤靖明 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
A-30 多様な生物の利用持続性における共同体資源管理の限界と豊富なインベントリーの意義 百瀬邦泰 愛媛大学農学部

第2 日目 6月4日(日) B会場 1225号室

9:00
9:20
B-18 「困難な私たち」への遡行 ―接触領域における記憶と歴史の民族誌記述― 中村平 日本学術振興会、京都 大学人文科学研究所
9:25
9:45
B-19 台湾総督佐久間左馬太に関する台湾先住民の記憶 ―タロコ族からみた「太魯閣討伐」― 原英子 岩手県立大学
9:50
10:10
B-20 台湾における植民地主義 ―台北市の古蹟指定をめぐって― 上水流久彦 県立広島大学
10:15-11:50 [分科会] 不法占拠地・スラム社会における自生的リーダーシップとジェンダー
[代表者] 江口 信清(立命館大学)
B-21 カリブ海地域の不法占拠地・スラム社会における自生的リーダーシップとジェンダー ―ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、 ガイアナの事例より― 江口信清 立命館大学
B-22 マニラの不法占拠地・スラム社会における貧困削減に関する女性の役割 四本幸夫 立命館大学
B-23 インド・西ベンガル州の地方都市スラムにおける生活改革運動と自生的リーダー 村瀬智 大手前大学
B-24 ポカラ市のマオイスト一掃とスクンバシ集落自生的リーダーに見る「ジェンダー交替」 山本勇次 大阪国際大学法政経学部
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30-17:55 [分科会] 実践人類学の必然性と可能性
[代表者] 鈴木紀(千葉大学)
B-25 実践人類学の必然性と可能性 ―知識活用方法から人類学を問い直す― 鈴木紀 千葉大学
B-26 競合するフィールド、協働するフィールド − NGO 活動に対する人類学的実践の可能性− 関根久雄 筑波大学
B-27 地域との文化人類学的協働を探る ―課題発見型・社会関係構築型の取り組みについて― 橋本和也 京都文教大学
B-28 博物館のミッションと人類学の交差路 ―博物館における多様性を育む人類学実践― 田川泉 南京大学非常勤講師
B-29 文化の翻訳者・仲介者としての人類学者の役割 ―教育・福祉分野の実践から― 藤田真理子 広島大学
  B-30 医療人類学が医療現場からの期待に応えるために ─理論と方法論を提示することの再検討─ 波平恵美子 日本文化人類学会

第2 日目 6 月4 日(日) C 会場 1311 号室

9:00
9:20
C-18 観光における伝統文化の真正性 ―ヴァヌアツ共和国・アネイチュム島の事例より― 福井栄二郎 日本学術振興会/ 国立民族学博物館
9:25
9:45
C-19 ヌーメアにおける民族衣装の変容と「定型化」 ―女性被服の制作現場を中心に― 中村純子 横浜商科大学
9:50
10:10
C-20 起源神話と土地所有 ―フィジー、ラ地方におけるソロモン諸島移民の集落M を事例として― 丹羽典生 日本学術振興会特別研究員
10:15
10:35
C-21 Enterprise Community Project と称される試みへ ―モロカイ島サブシステンスの今後― 藤澤友子
10:40
11:00
C-22 ミクロネシア・パラオ共和国における土地訴訟の分析 ―在地の血縁集団とイエ制度との関連から― 飯高伸五 東京都立大学大学院
11:05
11:25
C-23 「神への贈与」再考 ―トンガ王国における教会への献金と献身を手がかりとして― 比嘉夏子 京都大学大学院人間・環境学研究科/日本学術振興会特別研究員
11:30
11:50
C-24 教会に傾斜する庶民 ─トンガ王国エウア島の事例から─ 森本利恵 総合研究大学院大学
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
C-25 水・衛生セクターへの文化人類学的知見の活用 ―可能性と提言― 杉田映理 国際協力機構
15:55
16:15
C-26 開発ミドルマンと社会的インターフェイス ─バングラデシュ人民共和国の開発NGOによる先住民への支援活動を事例として─ 山中広記 筑波大学
16:20
16:40
C-27 揺れる自己 ─北インド農村で暮らす女性の開発実践をめぐって─ 菅野美佐子 総合研究大学院大学
16:45
17:05
C-28 不妊は病気か? ―インドにおける不妊治療をめぐる制度的医療のなかの多様性― 松尾瑞穂 総合研究大学院大学、日本学術振興会特別研究員
17:10
17:30
C-29 布の生産と価値の生産 −バングラデシュのジャムダニを中心に− 岡田菜穂子 広島大学大学院社会科 学研究科
17:35
17:55
C-30 災害復興、開発をめぐる交渉の場としての染織品 ―インド西部地震被災地の事例より― 金谷美和 京都大学人文科学研究 所

第2 日目 6 月4 日(日) D 会場 1312 号室

9:00
9:20
D-18 割礼からみる子どもの社会化とその変容 ―バングラデシュ農村社会を事例にして― 南出和余 総合研究大学院大学文化科学研究科
9:25
9:45
D-19 「サンスクリット化」再考 −南インド・ケーララ州のテイヤム信仰から− 古賀万由里 横浜国立大学
9:50
10:10
D-20 インド社会の邪視の諸相 ―ウッタル・プラデーシュ州東部のある村落での事例より― 小松原秀信 立教大学大学院文学研究科地理学専攻
10:15
10:35
D-21 呪術に抗する社会 ―南インドの商業移動民ヴァギリの事例より― 岩谷彩子 日本学術振興会・京都大学
10:40
11:00
D-22 編集された儀礼 −インド・グジャラート州におけるヒジュラ社会の事例より− 山崎浩平 立命館大学文学研究科
11:05
11:25
D-23 「男でもあり、女でもあり」 ーインド、グジャラート州におけるヒジュラの生活世界― 國弘暁子 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科
11:30
11:50
D-24 略奪婚の「抹消」 ─ヒマラヤ山地民の婚姻をめぐる言説実践における「近代」性と「他者」性─  佐藤斉華 帝京大学
11:50-13:00 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
D-25 昔話の視覚表現とその変容 −「桃太郎」の事例から− 加原奈穂子 早稲田大学非常勤講師
15:55
16:15
D-26 異文化を憑依させる ―ビデオを用いた教室における異文化ショックの疑似体験の試み 縄田浩志 鳥取大学乾燥地研究センター
16:20
16:40
D-27 映像人類学の可能性 ―現状と課題― 分藤大翼 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研修員
16:45
17:05
D-28 新しいガムラン合奏形態が誕生する背景 ―19 世紀から20 世紀初頭までのバリ島ブレレン地域史の考察より― 真崎惠子 京都大学大学院アジ ア・アフリカ地域研究 研究科
17:10
17:30
D-29 演奏と性別役割 ―インドネシア・バリの女性ガムラン奏者たち 吉田ゆか子 筑波大学
17:35
17:55
D-30 バリ島デンパサール市における地域文化の創造、伝承、変容 ―地域における女性ガムラン・グループが示すもの 伏木香織 東京藝術大学、東邦音楽大学(非常勤講師)

第2 日目 6 月4 日(日) E 会場 1212 号室

9:00-11:50 [分科会]配偶者亡きあとの寡やもめの処遇
[代表者] 椎野若菜(東京外国語大学)
   
E-18 配偶者亡きあとの寡やもめの処遇 ―趣旨説明― 椎野若菜 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化 研究所
E-19 西ケニア・クリア社会のレヴィレート −寡婦たちの戦術− 小田亮 成城大学
E-20 キプシギスの「家財産制」における寡婦の自由・放縦と民族紛争・人権「問題」 小馬徹 神奈川大学
E-21 儒教規範と漢人寡婦 秦兆雄 神戸市外国語大学
E-22 寡婦の力 −ドニャ・モデスタ・シンソン・ガイサノとフィリピン・セブのチャイニーズ− 宮原曉 大阪外国語大学
E-23 寡婦の再婚と姓が異なる父子の苦痛 ―民族文化とグローバルスタンダードの相克― 岡田浩樹 神戸大学
E-24 戦争未亡人と戦前・戦後の体制転換 上杉妙子 専修大学非常勤講師
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
E-25 越境するアーティストたち ―現代美術におけるグローバル化とローカリティー 細谷広美 神戸大学国際文化学部
15:55
16:15
E-26 「マドレソルテラ( シングルマザー)」の出現  ―メキシコ先住民農村の事例から― 山本昭代 慶應義塾大学ほか非常勤講師
16:20
16:40
E-27 先住民医師アワと先住民ブリブリとしての身体 ―コスタリカ・ブリブリにおけるアワの位置づけの変容を巡って― 茅根美保 山梨学院大学非常勤講師
16:45
17:05
E-28 キューバ的時間の遊び方 ―時間の「区切り」、リズムの「区切り」:ナラティヴの視点から― 藤原みどり 名古屋市立大学大学院人間文化研究科
17:10
17:30
E-29 地域文化創造の意志をめぐって ―ブラジル北東部の紋章学的運動とFarinha do mesmo saco の精神― 荒井芳廣 大妻女子大学

第2 日目 6 月4 日(日) F 会場 1213 号室

9:00
9:20
F-18 Bariyaqi の羊による治療法について クネヒト ペトロ 南山大学
9:25
9:45
F-19 中国内モンゴル定着化における牧畜民の社会経済的動態 ―中国内モンゴル自治区オルドス地域ウーシン旗の事例から― 児玉香菜子 日本学術振興会
9:50
10:10
F-20 ポスト社会主義モンゴルにおける土地私有化政策と牧民の実践 風戸真理 京都大学アジア・アフ リカ地域研究研究科
10:15
10:35
F-21 チベット族の木地製作 ―雲南省香格里拉県を事例として― 田畑久夫
金丸良子
昭和女子大学
麗澤大学
10:40
11:00
F-22 チベット族の一妻多夫婚 −中国雲南省徳欽県の事例から− 六鹿桂子 愛知大学大学院中国研究科博士後期課程
11:05
11:25
F-23 チベット仏教と山神崇拝 ―中国辺境の多民族集落における宗教的実践と社会動態― 別所裕介 広島大学大学院国際協力研究科
11:30
11:50
F-24 反響する現代的チベット音楽 ─北インド・ダラムサラのアカマバンドを事例に─ 山本達也 京都大学大学院
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
F-25 移民ネットワーク、社会的資源の配置及び中国東北新移民 ―サンフランシスコベイエリアの調査により― 王維 香川大学
15:55
16:15
F-26 難民への「文化的援助」の方法とその受容 −スイスにおけるチベット人の受け入れをめぐって− 久保田滋子 一橋大学大学院社会学研究科
16:20
16:40
F-27 「改宗ムスリム」としての自己の構築 ―パキスタン人と結婚した日本人女性の事例から― 工藤正子 青山学院女子短期大学・非常勤講師
16:45
17:05
F-28 在日ペルー人とカトリック教 ―El Senor de los Milagros(奇跡の主)の活動を通じて― 武川誓 東京女子大学大学院
17:10
17:30
F-29 1980 年代以降の在日フィリピン人による社会関係の形成 ―個別事例を通じて― 永田貴聖 立命館大学大学院先端総合学術研究科博士課程
17:35
17:55
F-30 ミクロネシア(旧南洋群島)における移民の歴史人類学的研究 −八丈島の事例を中心として− 對馬秀子 埼玉医科大学短期大学

第2日目 6月4 日(日) G会場 1214号室

9:00
9:20
G-18 「地の利は人の和に如かず」 ―沖縄県石垣市A 集落にみる共生にむけた伝統作り、エイサーを例として― 山本芳美 都留文科大学比較文化 学科講師
9:25
9:45
G-19 文化資源としての沖縄県離島地域「民俗仮面」の人類学的研究 ―宮古島市字島尻「パーントゥ」を事例として― 佐藤純子 名古屋大学大学院文学 研究科
9:50
10:10
G-20 料理が練られる場としての市場 ―<家庭の味>と<沖縄料理> 比嘉理麻 筑波大学大学院
10:15
10:35
G-21 沖縄社会における墓の移動に関する一考察 越智郁乃 広島大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程後期
10:40
11:00
G-22 金と村:軍用地料と村落の社会組織 ―沖縄金武町の事例― 陳泌秀 韓国ソウル大学人類学科博士課程
11:05
11:25
G-23 アイヌ民族の表象に関する考察 ―博物館展示を事例に― スチュアート ヘンリ[本多俊和] 放送大学
11:30
11:50
G-24 J. C. ブロムホフのアイヌ資料 山崎幸治 名古屋大学大学院
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
G-25 祭における「暴力性」の研究 ―諏訪大社御柱祭を事例として― 石川俊介 名古屋大学
15:55
16:15
G-26 現代における長老制の構造と変容 ―滋賀県野洲市・兵主大社所管社を事例として― 小笠原尚宏 総合研究大学院大学・ 院
16:20
16:40
G-27 資源としての里山景観 ―日本の農村における環境観光実践から― 堂下恵 慶應義塾大学
16:45
17:05
G-28 お伽運動と近代 柳宗伸 東京外国語大学大学院
17:10
17:30
G-29 地域社会における兵役 ―贈与行為の分析から― 山口睦 東北大学
17:35
17:55
G-30 天皇家のおくりもの ―外交贈答台帳の分析― 田中雅一 京都大学人文科学研究所

第2日目 6月4 日(日) H会場 1322号室

9:00
9:20
H-18 伝統染織というファッション ―インドネシアの事例から― 中谷文美 岡山大学大学院社会文化科学研究科
9:25
9:45
H-19 インフォーマル・セクター論再考 ―インドネシアの事例から― 青木武信 放送大学非常勤講師
9:50
10:10
H-20 ジャワにおける儀礼変化と社会関係 ―「再イスラーム化」と女性― 塩谷もも 東京外国語大学大学院
10:15
10:35
H-21 ボルネオ島・ドゥスン族の村落における社会集団としての「家」 三浦哲也 筑波大学人文社会科学
10:40
11:00
H-22 西スマトラ州における共有地返還運動と「開発」の正当性 中島成久 法政大学国際文化学部
11:05
11:25
H-23 東ティモール騒乱における「略奪婚」と人権運動 福武慎太郎 上智大学
11:30
11:50
H-24 「華人国家英雄」の誕生? ―現代インドネシアにおける「華人性」の主張をめぐる動態― 津田浩司 東京大学大学院総合文 化研究科
11:50-12:50 昼食
12:50-15:20 総会・講演会
15:30
15:50
H-25 移住と家族の絆 ─セネガルの首都ダカールのレブーの一家族における名付け─ 盛弘仁 名古屋大学大学院文学 研究科比較人文学講座
15:55
16:15
H-26 ナイジェリア由来の宗教、オリシャ崇拝における託宣 ―アフリカ系アメリカ人の宗教文化考察― 小池郁子 京都大学大学院/日本 学術振興会
16:20
16:40
H-27 「情報」としての「インディアン」―その3 ―情報発信システムとしての「美術」― 渥美一弥 自治医科大学
16:45
17:05
H-28 社会変容に動く北西海岸のカナダ先住民族の結婚事例 齋藤和枝 関西外国語大学
17:10
17:30
H-29 カナダ・イヌイットの食物分配について ―「分与」と「再分配」― 岸上伸啓 民博・総研大
17:35
17:55
H-30 アメリカにおける銃と暴力 ―1992年日本人留学生射殺事件の事例を通して─ 高泉拓