第36回研究大会・研究発表リスト

第1日目 6月1日(土)A会場 A102
10:00 A01 中西 直和 沖縄アメリカン大 現代アボリジニ女性の環境認知−写真投影法から見た主体と世界−
10:25 A02 伊藤 泰信 日本学術振興会 ニュージーランド先住民マオリにおける知識伝達の諸相(2)
10:50 A03 市川 哲 立教大 ニューギニ・チャイニーズの形成過程−パプア・ニューギニアをめぐる華人 の国際移動と民族集団内部の多様化−
11:15 A04 江戸 淳子 杏林大 ニューカレドニアにおけるカナクの文化的領域
11:40 A05 橋本 和也 京都文教大 近代スポーツの「土着化」とは?−フィジー・ラクビーを事例として−
<<昼食>>
13:00 A06 池亀 彩 京都大 武将から貴族へ−南インド・マイソールの王族カースト・アラスに関する歴 史人類学的研究
13:25 A07 中谷 純江 京都大 労働力とセクシュアリティの経済性:インド・ラージャスターン農民の婚姻 慣行に見る変化
13:50 A08 福浦 厚子 滋賀大 消費される宗教−シンガポールの道教をめぐって
14:15 A09 [分科会] 教室の中の人類学:異文化としての日本で人類学を考える(代表者:桑山敬 己<創価大>)


第1日目 6月1日(土)B会場 A201
10:00 B01 市野沢潤平 東京大 セックスワーカー-顧客関係の複雑性:バンコク・ゴーゴーバーのフィールド ワークより
10:25 B02 小田 博志 北海道大 癌の自然寛解に関する健康人類学的研究
10:50 B03 齋藤 和枝 関西外国語大 ジェンダーと芸能・芸術−女性の役割−
11:15 B04 仙波 友里 中央大 在日ムスリムの生活を支えるネットワーク
11:40 B05 郭 安三 富士短大 熱帯ジャボニカ源郷考−畠・都農(焼畑)・恙・科(段)・谷戸・犁・忽那(舟 人)・海士・稲の語源より
<<昼食>>
13:00 B06 今井 史子 金沢大 ネパールの「ガンダルバ」は「楽師カースト」か
13:25 B07 渡辺 和之 総合研究大学院大 移動牧畜の再生産に関する経済的側面の考察−東ネパール・サガルマータ県 の事例から−
13:50 B08 名和 克郎 東京大 パルバテ・ヒンドゥーはどこにいる:ネパール民族誌学における扱いを中心 に
14:15 B09 [分科会] 芸術とアイデンティティ−太平洋芸術祭とその周辺(代表者:山本真鳥<法 政大>)


第1日目 6月1日(土)C会場 A301
10:00 C01 鈴木 一馨 財)東方研究会 「風水ブーム」に見られる伝統の主張
10:25 C02 五十嵐 真子 神戸学院大 現代台湾と改革派仏教−佛光山を例に−
10:50 C03 加藤 正春 ノートルダム清心女子大 奄美・沖縄の葬送儀礼における埋葬後の帰家の習俗
11:15 C04 岡野 宣勝 成城大学 民俗学研究所 ハワイ沖縄系移民のエスニック・アイデンティティの醸成−特に米国による 戦後沖縄統治戦略の影響について−
11:40 C05 井上 昭洋 北海道大 伝統と信仰:キリスト教徒ハワイ人のアイデンティティ
<<昼食>>
13:00 C06 呉 知恩 大阪樟蔭女子大 在日韓国人の定着過程における理念と生活実践−ある在日韓国人一族の「族 譜」の分析を中心に−
13:25 C07 金 明美 九州大 2002年日韓共催W杯研究の方法論:国際的スポーツ・イベントの人類学的研究
13:50 C08 李 善姫 東北大 巫俗儀礼の参加者における「内」と「外」−日韓巫俗文化の比較への試み
14:15 C09 原尻 英樹 静岡大 共同性のロジック:済州島、ムラ、ケンダン、そして巫俗
14:40 C10 林 史樹 総合研究大学院大 韓国の定期市に現れるHは「商人」だったのか−移動しながら薬草販売をす るある老人の生活史から−
15:05 C11 本田 洋 東京外国語大 韓国南原地域における関羽崇拝−吏族の関与を中心に
15:30 C12 高村 竜平 京都大 済州道における墓地の造成と管理
15:55 C13 渡邊 日日 日本学術振興会 文化人類学と政治思想の関連について−ギアツの役割−
16:20 C14 太田 好信 九州大 「真正さの言説」からの解放という陥穽


第1日目 6月1日(土)D会場 A202
10:00 D01 山田 亨 筑波大 カナダにおける先住民の権利および土地所有権−ブリティッシュ・コロンビ ア州における条約交渉を事例として
10:25 D02 立川 陽仁 東京都立大 北西海岸先住民の漁労とサケの意義−社会経済的レベルからみた一試論
10:50 D03 谷本 和子 関西外国語大 ナヴァホ・インディアン社会における近代的女性リーダー像の創出:初期ミ ス・ナヴァホ・ネイション・ページェントについての調査から
11:15 D04 岸上 伸啓 国立民族学博物館 狩猟採集民社会における食物分配(Food Sharing)の再検討
11:40 D05 三吉 美加 東京大 ニューヨークのドミニカ系若者によるダンスと身体動作の考察
<<昼食>>
13:00 D06 奥野 克巳 桜美林大 帝国医療の人類学研究に向けて
13:25 D07 A. Horstmann 東京外国語大学 Borderlands as a Laboratory of Social and Cultural Change in Southea st Asia
13:50 D08 清水 芳見 中央大 マレー・ムスリム村落に見るブルネイの言語政策
14:15 D09 東 賢太朗 名古屋大 <他者表象>としてのwitchcraftへ−フィリピン・パナイ島カピス州の「ア スワン」をめぐる表象と現実−
14:40 D10 福田 美紀 東京都立大 マレーシア・クランタン州における呪文呪医の活動場面(1):ジャンピ治療の 場面から
15:05 D11 津村 文彦 東京大 タイ東北部の伝統的文字をめぐる知識の変容
15:30 D12 中田 友子 総合研究大学院大 移動した村における水牛供犠祭り−南ラオス・K村の事例から−
15:55 D13 金丸 良子(麗澤大)&田畑 久夫(昭和女子大) 木地製作の比較−中国およびベトナムの少数民族の事例から
16:20 D14 阿部 卓 明治大 雲南省ジノ族のチックー(竹筒合奏)−狩猟・自然保護・よみがえる伝統−


第1日目 6月1日(土)E会場 A302
10:00 E01 小林 正史 北陸学院短大 南アジアの稲作文化圏における米の加工・調理方法と食べ方の関連
10:25 E02 春日 匠 京都大 瞑想と牛糞粘土:アンチ・グローバリゼーション、エコ・ツーリズムと生物 多様性
10:50 E03 岩谷 彩子 京都大 女神の季節がやって来た−夢に見る流浪民の南インド・女神巡礼
11:15 E04 松川 恭子 大阪大 「黄金のゴア」の行方−インド・ゴア州・カトリック教徒のアイデンティテ ィの現在
11:40 E05 松尾 瑞穂 名古屋大 清潔な出産/ケガレた出産−インドにおける出産の近代化と「伝統的」産婆 の実践
<<昼食>>
13:00 E06 高橋 孝代 早稲田大 沖永良部島民に見るアイデンティティのアンビバレンス性−「沖縄」と「鹿 児島」に対する帰属意識を中心に−
13:25 E07 泉水 英計 成城大学民俗学研究所 現代沖縄の地域主義運動:少数者ナショナリズムの否定と「琉球弧」の思想
13:50 E08 田中 雅一 京都大 在日米軍オキナワ・バトル・サイト・ツアーに見るガイドの役割
14:15 E09 安倍 宰 明治大学 沖縄・宮古におけるカルチャー・ブローカリング
14:40 E10 姜 京希 琉球大 沖縄社会における民間信仰の実践と創出−佐敷町の盆行事の事例から−
15:05 E11 徳安 祐子 九州大 伝統を語る人々−栂尾神楽担い手たちの自己表象−
15:30 E12 黒崎 岳大 早稲田大 民俗芸能の伝承実践と社会教育活動
15:55 E13 安藤 直子 お茶の水女子大 観光人類学におけるホスト側の「オーセンティシティ」の多様性について− 岩手県盛岡市の「チャグチャグ馬コ」と「さんさ踊り」を事例として−
16:20 E14 田村 良子 明治大 ムラにおける地方巡礼


第2日目 6月2日(日)A会場 A102
9:00 A10 清家 久美 立命館アジア太平洋大 マレーシアの華人信仰「ダトコン」と<義務>の観念
9:30 A11 [分科会] 文化人類学の未来:新たな社会的ニーズの中で(代表者:山下晋司<東京大>)
<<昼食>>
14:30 A12 兼重 努 村落風水と公共建築物−西南中国トン族の事例から−
14:55 A13 長谷 千代子 九州大 中国における生活の近代化と少数民族の「風俗習慣」についての一考察−雲 南省徳宏タイ族の事例から−
15:20 A14 西本 陽一 東京大 少数民族と世界宗教:北タイ・ラフ族におけるキリスト教の受容と変容
15:45 A15 片岡 樹 九州大 「ラフであること」の条件と「慣習」
16:10 A16 飯田 淳子 総合研究大学院大 タイ式医療の構築とタイ・マッサージ−北タイの事例から−


第2日目 6月2日(日)B会場 B201
9:00 B10 小池 郁子 京都大 アフリカ、ヨルバの神々を崇拝するアフリカ系アメリカ人:社会宗教運動の 変遷を中心に
9:25 B11 杉下 かおり オックスフォード大 意味の暴力:「キリスト教国家」ザンビアにおける「伝統医療」の展開
9:50 B12 亀井 哲也 (財)リトルワールド 南アフリカ共和国、ンデベレ社会における装飾文化−ビーズワークを事例と して−
10:15 B13 椎野 若菜 東京都立大 居住に関する人類学用語の歴史的考察~「コンパウンド」と「カンポン」~
10:40 B14 石田 慎一郎 東京都立大 誓いの井戸−ケニア、イゲンベ・メルー社会における血盟の地域史−
11:05 B15 田川 玄 埼玉大学 国家への包摂と年齢体系の変容−南部エチオピアのオロモ系ボラナ社会のガ ダ体系とオロモ・ナショナリズム
11:30 B16 佐島 隆 大阪国際女子大 アレヴィーのスンニー化
<<昼食>>
14:30 B17 川口 幸大 東北大 現代中国地方社会の民衆と権力−広東省珠江デルタにおける二つの村の宗族 活動を題材に−
14:55 B18 秦 兆雄 神戸市外国語大 「上門女婿」の改姓・復姓現象から見た中国農村の宗族意識
15:20 B19 銭 丹霞 東洋大 紅白喜事における親族の役割−「人情簿」を中心に
15:45 B20 劉 正愛 東京都立大 周辺から見た民間信仰−中国東北地方の地仙信仰をめぐって
16:10 B21 蕭 紅燕 高知大 内地から来る人々−聞き書きから見る西蔵の現在の姿−


第2日目 6月2日(日)C会場 A301
9:00 C15 今関 光雄 成城大 マスメディアという提喩から換喩的つながりを作る:ラジオリスナーの「集 い」
9:25 C16 金子 毅 國学院大 企業守護神の出現−殉職者慰霊に見る安全の身体化−
9:50 C17 伊賀 みどり 大阪大 出産・母乳哺育の変容−開業助産婦からの聞き書きを中心に
10:15 C18 中山 まき子 鳴門教育大 地方自治体政策と国家政策との関係(その2)−母子健康センター類型化試案 −
10:40 C19 間宮 郁子 千葉大 通所授産施設を中心とした精神障害者の社会生活経験に関する考察
11:05 C20 矢島 妙子 名古屋大 祝祭に見る連帯と統合−「YOSAKOIソーラン祭り」を事例に
11:30 C21 嵯峨 浩之 明治大 「蘇生」譚成立の現状−鳥海山麓一村落における事例を中心として−
<<昼食>>
14:30 C22 山口 裕子 一橋大 インドネシア周辺社会ブトンにおける過去表象:アイデンティティのポリテ ィックスを超えて
14:55 C23 小國 和子 千葉大 村落開発支援のダイナミクス:インドネシアの住民参加型開発事業の事例を 中心に
15:20 C24 青木 武信 千葉大 インドネシア、ジャワにおけるインフォーマルリーダー(tokoh masyarakat) 論のための予備的考察
15:45 C25 金子 正徳 金沢大 「力」の取り出し方:プビアン社会における婚姻儀礼の事例から
16:10 C26 中島 成久 法政大 言挙げする農民たち−Tanah Ulayat(共有地)返還を求める西スマトラ・ミナ ンカバウ社会のポスト・コロニアリズム
16:35 C27 水上 浩 東京外国語大 身体文化と自己の構築−伝統的護身術プンチャック・シラットを事例に−


第2日目 6月2日(日)D会場 A202
9:00 D15 塩見 千加子 東京外国語大 スペイン・アンダルシーアのアグロタウンの社会変化
9:25 D16 D田 竜也 慶応義塾大 交換システムと共同性−スペイン・カタルーニャにおける地域通貨の心性−
9:50 D17 竹中 宏子 神奈川大 祝祭に見られるソフトな抵抗−スペイン・ウェスカの若者組織を事例として −
10:15 D18 中川 理 大阪大 主体性の解釈:フランスにおける失業者のアンセルシオンの実践から
10:40 D19 加賀美 雅弘 東京学芸大 ハンガリーにおけるドイツ系少数集団のエスニック・アイデンティティの特 性
11:05 D20 松前 もゆる 東京大 集団と女性の衣装~ブルガリアのムスリムの事例から
11:30 D21 滝口 幸子 お茶の水女子大 「ジプシー」のイメージ形成における音楽の役割−ウィーンのオペレッタを 事例として−
<<昼食>>
14:30 D22 藤掛 洋子 お茶の水女子大 パラグアイ農村女性の性と生殖に関する意識とその変化−他者理解に至る文 化相対主義の視点から−
14:55 D23 田中 雅彦 日本学術振興会 メキシコ農地改革運動の地方指導者をめぐる語り:ミチョアカン州ティリン ダロの「ドン・セベロ」
15:20 D24 内藤 順子 九州大 都市貧困層の生活戦略−サンチャゴ市雑業の事例から−
15:45 D25 竹内 裕子 京都文教大 アメリカ合衆国における多様性・平等・公平性の実現−アファーマティブ・ アクションの実施とアメリカ高等教育機関
16:10 D26 猪瀬 泉 広島大 博物館の政治性:米国中西部都市の公的記憶の形成


第2日目 6月2日(日)E会場 A302
9:00 E15 風戸 真理 京都大 集団化期モンゴルにおける家畜に対する管理と価値付け: モンゴル国ドンド ゴビ県デレン郡の事例より
9:25 E16 辛嶋 博善 東京外国語大 社会主義体制の崩壊と生業上の知識−モンゴル国遊牧社会における事例
9:50 E17 尾崎 孝宏 鹿児島大 内モンゴル移民に関する「遊牧」論的比較考察−シリンゴル盟とアラシャン 盟の事例より−
10:15 E18 後藤田 遊子 北陸学院短大 モンゴル国:民族意識とモンゴル文字復活
10:40 E19 李 ●文 京都大 教会と国家の間に生きる女性たち−現代中国農村社会におけるカトリック修 道女の一事例から−
11:05 E20 思 沁夫 金沢大 中国トナカイエベンキ社会におけるアイデンティティの危機とその背景
11:30 E21 大野 あきこ オーストラリア国立大 「レインボー・サーペント(ニジヘビ)はサタンだ」−アボリジニ教会による 「文化」の否定をめぐって
<<昼食>>
14:30 E22 中生 勝美 和光大 植民地主義と日本民族学(10):石田英一郎の民族誌調査
14:55 E23 坂元 一光 九州大 教育研究と人類学の今日的インターフェース−儀礼・状況・開発−
15:20 E24 杉藤 重信 椙山女学園大 イメージ処理を伴う文化人類学調査ツールの開発と研究:アライアンス・プ ロジェクト
15:45 E25 窪田 幸子 広島大 ポストコロニアル時代における親族データ−コンピューターによるビジュア ル化の意味
16:10 E26 湖中 真哉 静岡県立大 現場と世界の連接:オンライン民族誌の実践から

[準備委員会連絡先]
〒920-1192金沢市角間町、金沢大学文学部文化人類学研究室
e-mail:minzoku@kenroku.kanazawa-u.ac.jp